【資料】
高齢者のメタボリックシンドロームに対する健康食品の利用実態
上川 晶恵
1
,
西片 久美子
2
Akie Kamikawa
1
,
Kumiko Nishikata
2
1日本赤十字北海道看護大学(非常勤)
2日本赤十字北海道看護大学
1The Japanese Red Cross Hokkaido College of Nursing (Part-time Service)
2The Japanese Red Cross Hokkaido College of Nursing
キーワード:
メタボリックシンドローム
,
高齢者
,
健康食品
Keyword:
メタボリックシンドローム
,
高齢者
,
健康食品
pp.49-55
発行日 2007年3月15日
Published Date 2007/3/15
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本研究は,60歳以上の地域に住む高齢者280名を対象に,メタボリックシンドロームの予防保健行動における健康食品の利用実態を知り,健康管理指導への示唆を得る目的で行った.健康食品の利用は,メタボリックシンドロームとその予備軍に有意に多くみられ,摂取品目では,青汁,クロレラ,プロポリス,ロイヤルゼリー,グルコサミンなどが多く,成分では,ビタミン,ミネラル,食物繊維が多かった.情報源は家族や友人,テレビや新聞・雑誌からの情報であり,専門職への相談はほとんどなかった.疑問や不安はメタボリックシンドロームとその予備軍に有意に少なかったが,疑問や不安内容では,メタボリックシンドロームとその予備軍に,「医薬品との相互作用」が有意に多くみられた.看護職者は,健康食品のエビデンスを把握し,適切な情報提供を行い,健康食品の利用や利用方法について高齢者とともに検討していく必要がある.
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