第4回日本糖尿病教育・看護学会学術集会報告 ●シンポジウム
糖尿病教育入院における成果―運動療法の実験的考察
八重樫 皓一
1
Koichi Yaegashi
1
1岩手医大地区日糖協
1Japan Diabetes Association in the Iwate Medical University
pp.141-144
発行日 2000年9月15日
Published Date 2000/9/15
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風邪をひいて行きつけの近所の医院に行ったら,「たまには採血して血液検査をしてみましょう.結果は一週間後にわかりますから」.そう言われて,再び医院を訪れたら「糖尿病です」と言って,メモ用紙に何やら書いて私に渡した.血糖値228mg/dl,HbA1c8.1%.この専門用語も,数値も何を意味しているのかまったく理解できなかった.「紹介状を書きますから,岩手医科大学の第一内科に行ってみなさい」.それは,平成元年1月の初めでした.
かつて一度も予想したことのなかった「糖尿病」.身体のどこが悪いのか.どんな治療をするのか.治る病気なのかどうなのか.雲を掴むようなもので,糖尿病の知識は皆無でした.
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