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日本看護倫理学会第13回年次大会 大会長講演
看護倫理の明日を拓く:多様性を尊重するために
Opening up the future of nursing ethics: To respect diversity
吉川 洋子
1
1島根県立大学看護栄養学部
pp.78-79
発行日 2021年3月20日
Published Date 2021/3/20
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1.はじめに
2020年は新型コロナウィルス感染症の世界的パンデミックにより、学会やコンサートなど国内外のイベントの中止、人の移動の制限など、私たちがかつてない重大な社会の変化を経験した年となった。第13回年次大会も感染予防を重視し誌上開催という方法で開催した。私たちが生きる世の中が「転機」を迎え、今までの仕組みや、その前提となる考え方、生活の仕方が通用しにくくなり、新たな生活様式の獲得が課題となっている。医療の現場では、高齢化の一層の進展と人口減少に伴い、今後20年間は保健医療のニーズが増加・多様化し、必要となるリソースも増大することが予想されているなかで、感染症への対応というさらなる課題で、多様な状況と価値の中で活動が展開されていくことになるだろう。
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