- 文献概要
最近,若年認知症は,にわかに注目を集め,多くのメディアで取り上げられるようになった.この若年認知症は,18歳から39歳までに発症する若年期認知症と40歳から64歳までに発症する初老期認知症の両方を含んだ名称であり,日本全体では約4万人の患者が存在するといわれ,65歳以上で発症する老年期認知症とは区別されている.
若年認知症の原疾患には,アルツハイマー型認知症,前頭側頭型認知症(ピック病が代表的),血管性認知症,頭部外傷後認知症,アルコール関連疾患,レビー小体型認知症などが含まれる.
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