Japanese
English
◆研究と報告
座位移動浴室の紹介と使用状況報告
A Report on the Development of a Bathroom Where the Patient Remains Seated during Use
井上 良
1
,
家原 三千代
1
,
大西 信勝
1
,
干場 和美
1
Ryo Inoue
1
,
Michiyo Iehara
1
,
Nobukatsu Onishi
1
,
Kazumi Hoshiba
1
1加賀温泉病院
1Kaga Onsen Hospital
キーワード:
入浴動作
,
環境整備
,
座位移動
Keyword:
入浴動作
,
環境整備
,
座位移動
pp.49-56
発行日 1996年2月15日
Published Date 1996/2/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨:入浴は更衣,洗体が可能でも移動が困難であると自立には至らない.そこで様々な疾病・障害を伴う立位困難な者を対象に浴室を考案し院内に設備した.この浴室の特徴は,脱衣場から洗い場までは床から40cmの高さで同一平面であり,浴槽の縦幅は下肢伸展位で入浴可能な長さ,横幅は下肢と背中が充分浴槽壁に接する長さに設計した.浴槽内には20cm幅で中段を設け,また,手すりを浴槽の縁に沿って壁側二方向に設置した.そして,この浴槽内での実際の利用時の動作パターンを調査した,その結果1)脱衣場から洗い場への移動は①腰掛け移動と②いざり移動に,2)浴槽内の入浴姿勢は①横型入浴と②縦型入浴に,3)浴槽内から洗い場に出る動作は①後方への直線的に腰掛けて出る型,②後方へ上肢のpush upで出る型,③立ち上がり回旋して出る型に,各々分類することができた.
Copyright © 1996, Japanese Association of Occupational Therapists. All rights reserved.