Japanese
English
◆研究と報告
精神および身体負荷に伴う手掌部発汗現象(第二報)—TEGエゴグラムプロフィールと手掌部発汗量との関連
Changes in Palmar Perspiration in Normal Subjects under Mental and Physical Stress(No.2): Relationship between Palmar Perspiration and TEG Egogram
小林 正義
1
,
牛山 喜久
1
,
冨岡 詔子
1
,
小林 正信
2
,
大橋 俊夫
3
Masayoshi Kobayashi
1
,
Yoshihisa Ushiyama
1
,
Noriko Tomioka
1
,
Masanobu Kobayashi
2
,
Toshio Ohhashi
3
1信州大学医療技術短期大学部
2信州大学医学部精神医学教室
3信州大学医学部第1生理学教室
1Department of Occupational Therapy, School of Allied Medical Sciences, Shinshu University
2Department of Psychiatry, School of Medicine, Shinshu University
3The First Department of Physiology, School of Medicine, Shinshu University
キーワード:
精神および身体負荷
,
TEGエゴグラム
,
手掌部発汗現象
Keyword:
精神および身体負荷
,
TEGエゴグラム
,
手掌部発汗現象
pp.228-234
発行日 1995年8月15日
Published Date 1995/8/15
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要旨:健常者を対象に,TEGエゴグラムに示される心理傾向と,手掌部発汗量(精神性発汗)との関連を検討した.TEGによって心理的葛藤や欲求不満,情動不安定が指摘されるU型,V型,W型からなるUVW群は,non-UVW群に比し発汗量が有意に多く認められた.客観的な処理判断や現実検討力を反映するAスコアと,手掌部発汗量とは負の有意相関を示したが,Aが高いW型においても発汗量が多く認められ,手掌部発汗に関連する心理特徴については,個々の自我状態の組合せの観点から,更に詳細な検討を重ねる必要があると思われた.本研究より心理傾向と手掌部発汗量との関連性が明らかに示唆された.
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