Japanese
English
◆研究と報告
アンケート調査に見る「職業関連活動の作業療法」教育の現状と課題
A Report on the Present Status of Pre-Vocational Occupational Therapy in Education
井神 隆憲
1
,
柴田 澄江
1
Takanori Igami
1
,
Sumie Sibata
1
1名古屋大学医療技術短期大学部
1Nagoya University College of Medical Technology
キーワード:
職業関連活動の作業療法
,
作業療法教育
,
専門性
Keyword:
職業関連活動の作業療法
,
作業療法教育
,
専門性
pp.358-361
発行日 1994年10月15日
Published Date 1994/10/15
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- 参考文献 Reference
要旨:全国の作業療法士養成校に対して「職業関連活動の作業療法」授業の現状について調査を行った.対象校43校のうち回答のあったのは35校(81.3%)で,内,現状について提言等のあったのは21校(60%)であった.提言は講義,実習,人材(教官),専門性等に関することであったが,講義では教科書や文献の不足,他職種による非常勤講師の問題,この領域についての情報不足などを挙げたところが多かった.実習に関することでは臨床実習が医学的経験に主体がおかれる,実習施設が少ない等の意見が見られた.また人材については教官の知識・経験・力量不足が最も多く挙げられた.専門性ではOTの独自性や専門性の確立,他職種との連携・役割の不明確さ,この領域に関する研修会開催の要望などの提言があった.
Copyright © 1994, Japanese Association of Occupational Therapists. All rights reserved.