Japanese
English
◆原著
頸髄症における手指運動機能の評価
A Study of Finger Function in Cervical Myelopathy
蔵藤 陽子
1
,
中村 克己
2
,
河合 伸也
2
Yohko Kurafuji
1
,
Katsumi Nakamura
2
,
Shinya Kawai
2
1山口大学医学部附属病院理学療法部
2山口大学医学部整形外科
1Dept. of Rehabilitation, Yamaguchi University Hospital
2Dept. of Orthop. Surg., Yamaguchi University, School of Medicine
キーワード:
頸髄症
,
評価
,
手指機能
Keyword:
頸髄症
,
評価
,
手指機能
pp.17-25
発行日 1991年2月15日
Published Date 1991/2/15
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- 参考文献 Reference
要旨:1)頸髄症に対して手指機能評価・ADLテストを作成し,43例に試みて,その結果について検討を加えた.2)本評価は頸髄症の術前術後の手指機能障害の程度をよく反映する有力な評価法と思われた.3)本評価のうち巧緻動作,分離動作3,4はより鋭敏であり,軽度の機能障害とともに軽度のADL障害をもとらえうると考えられた,4)本評価のうち分離動作1,2,4は中等度の機能障害があり,比較的強いADL障害があった場合に高率な異常値を示しており,有用な検査であると考えられた.5)本評価のうちADLテストなどの煩雑なものに対し,評価項目の再検討が必要であると考えられた.
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