Japanese
English
◆紹介
脳卒中患者の治療器具—キャスター付き手指外転板
A Treatment Tool for CVA : A Finger Abduction Board With Casters
坂本 祐子
1
,
佐藤 浩二
1
,
吉野 実
1
,
ニノ宮 美紀
1
,
松田 隆治
1
,
米倉 正博
1
Yuko Sakamoto
1
,
Koji Sato
1
,
Minoru Yoshino
1
,
Miki Ninomiya
1
,
Ryaji Matsuda
1
,
Masahiro Yonekura
1
1湯布院厚生年金病院リハビリテーション部作業療法室
1Section of Occupational Therapy, Department of Rehabilitation, Yufuin Welfare Annuity Hospital
キーワード:
脳卒中
,
治療器具
,
紹介
Keyword:
脳卒中
,
治療器具
,
紹介
pp.136-139
発行日 1990年5月15日
Published Date 1990/5/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
要旨:当院では,痙性の抑制・ROMの維持及び向上・随意性の促通等の治療効果を目的に脳卒中患者の治療器具として,手指を伸展・外転位に固定できるキャスター付板を“ローラー”と称し使用している.作業療法室で,数ある治療器具の中でもローラーに対する評判は良く,家庭での自主訓練器具として持ち帰りを希望する患者が多い.これらの患者には,ローラーの製作が比較的容易な為,自主製作へと導入している.今回,家庭での自主訓練器具としての使用状況に関するアンケート調査を行ったところ持ち帰った患者40名のうち30名(75%)が継続して使用していることが確認できた.この治療器具について,治療目的及び使用方法,構造と製作手順,家庭での使用状況(アンケート調査結果)の3点をふまえて紹介する.
Copyright © 1990, Japanese Association of Occupational Therapists. All rights reserved.