Japanese
English
◆原著
日本に於ける慢性疾患(癩,精神病,結核)患者の「作業」の歴史的推移と作業療法
Historical Review of Hospital Chores for Patients with Chronic Diseases (Leprosy, Psychosis, Tuberculosis) and Occupational Therapy in Japan
加賀谷 一
1
,
長谷 龍太郎
2
Hajime Kagaya
1
,
Ryutaro Nagatani
2
1名古屋大学医療技術短期大学部
2京都大学医療技術短期大学部
1Nagoya University College of Medical Technology
2Kyouto University College of Medical Technology
キーワード:
作業療法史
,
作業活動
,
慢性疾患
Keyword:
作業療法史
,
作業活動
,
慢性疾患
pp.107-114
発行日 1989年5月15日
Published Date 1989/5/15
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要旨:作業療法の始まりは慢性疾患患者の療養生活の改善の必要性から生まれたとも言われる.しかし必ずしも総ての慢性疾患を対象とする医療施設で作業療法が用いられてきた訳ではない.
ここでは主に明治42年に開設された癩療養所全生園の作業の歴史を例に,それが作業療法として成立しなかった原因について,当時の結核や精神疾患の場合と比較考察し,いかに作業療法の存立と発展にとって,患者を受け入れる社会の理解と支持が不可欠であるかについて明らかにした.
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