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特集 リハビリテーションロボットの運用と今後の可能性
5 脳卒中後の上肢リハビリテーション治療におけるロボットを用いたリハビリテーションプログラムの実際
Practical Robot-Based Rehabilitation Programs for Upper Extremity Rehabilitation after Stroke
竹林 崇
1
Takashi Takebayashi
1
1大阪公立大学医学部リハビリテーション学科
キーワード:
脳卒中
,
手指麻痺
,
上肢麻痺
,
ロボット
Keyword:
脳卒中
,
手指麻痺
,
上肢麻痺
,
ロボット
pp.953-960
発行日 2023年11月18日
Published Date 2023/11/18
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要旨 脳卒中後の上肢麻痺は対象者のquality of lifeを下げる後遺症の1つといわれている.近年,多くのリハビリテーションアプローチが開発され,後遺症を改善するための試行がなされている.そのアプローチの1つにロボット療法がある.ロボット療法は,臨床研究において,多くのランダム化比較試験やそれらをまとめたシステマティックレビューおよびメタアナリシスによって,効果を調査されており,世界中でスタンダードリハビリテーションの1つとして取り扱われている.近年,日本でも多くのロボットが開発され,リハビリテーション場面に活かされている.本稿では,脳卒中後に生じる上肢麻痺に対する本邦のロボット療法の現状について,解説を行う.
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