Japanese
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特集 周産期のリハビリテーション医療
3 産褥期のリハビリテーション医療
Rehabilitation Medical Care during Puerperium
平元 奈津子
1
Natsuko Hiramoto
1
1広島国際大学総合リハビリテーション学部
キーワード:
産褥期
,
腰痛
,
骨盤帯痛
,
骨盤底機能障害
,
多職種連携
Keyword:
産褥期
,
腰痛
,
骨盤帯痛
,
骨盤底機能障害
,
多職種連携
pp.572-577
発行日 2023年7月18日
Published Date 2023/7/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 産褥期の女性は,妊娠・出産に伴うホルモン分泌の変化や身体機能の低下,新たな育児による心身の負荷などにより,さまざまな身体症状を抱える.特に腰痛,骨盤帯痛,尿失禁などの骨盤機能障害や手関節の痛みなどの運動器系の症状が多く,理学療法士をはじめとしたリハビリテーション関連職種による専門的な介入が可能である.直接的な身体症状の治療だけでなく,抱っこや授乳などの正しい育児動作の指導も行うことで,症状の改善と予防が期待できる.産後の女性のリハビリテーションや支援は,専門職で連携をしながら,医療機関だけでなく,行政や地域の子育て支援の場などのさまざまな場面で行うことが必要とされる.
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