- 文献概要
妊娠・出産は健常者でも母体に大きな負荷がかかり,姿勢や歩行に影響を与え,腰痛や尿失禁などの合併症が起こり得る.妊娠中や産褥期における運動や,切迫流早産に対する長期安静後のリハビリテーション医療,乳幼児の運動発達・哺乳などの知見が広まることは,出産・育児にかかわる人々のQOL向上につながる.また,脊髄損傷・遺伝性疾患などを有する患者さんの妊娠にリハビリテーション科医がかかわる可能性がある.本特集では,各分野の専門家に解説をいただいており,リハビリテーション科医の周産期医療への介入の一助となれば幸いである.
▷ 担当:井口はるひ,企画:国内誌編集委員会
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