- 文献概要
運動耐容能は健常者,心疾患,呼吸器疾患など多くの病態の患者における予後予測因子であり,精密な評価として心肺運動負荷試験,あるいはより臨床現場に即した簡便な評価として6分間歩行などが行われ,その解釈はきわめて重要である.また,その規定因子として肺,心臓,骨格筋,貧血など多要因がかかわるが,それぞれの疾患における運動耐容能規定因子についても理解しておきたい.そしてそれらを踏まえた,運動耐容能改善に向けたより効果のあるリハビリテーション治療とはどのようなものか,エビデンスをもとに理解を深めることを目的に今回の特集を企画した.
それぞれの立場から識者に最新のエビデンスを踏まえて解説していただく予定であり,日常臨床に役に立つ知識が得られるはずである.
▷ 担当:白石裕一,企画:国内誌編集委員会
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