連載 リハビリテーション医学研究のこれから
運動による生体調節—脳梗塞・血小板活性化・神経細胞死の抑制に向けて
倉林 均
1
,
前田 恭子
1
1埼玉医科大学医学部リハビリテーション医学講座
pp.1424-1426
発行日 2021年12月18日
Published Date 2021/12/18
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はじめに
われわれは,①運動による免疫調節1),②運動による抗血栓効果2),③動脈硬化と血小板活性化3),④運動によるインスリン抵抗性改善4),⑤嚥下圧による嚥下解析5),⑥嚥下シンチによる嚥下障害の診断6),⑦運動浴による呼吸リハビリテーション7, 8),⑧温熱物理療法9, 10)などの臨床研究を行っている.運動療法が運動機能を改善させることは明白であるが,運動が生体に及ぼす影響についての報告は少ない.われわれは,運動・物理療法が生体に及ぼす影響について科学的証拠を探求してきた.本稿では,運動による生体調節について概説する.
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