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血小板活性化因子
川﨑 富夫
1
,
上林 純一
1
1阪大第二外科
pp.468
発行日 1985年5月1日
Published Date 1985/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543203350
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血小板活性化因子(plateletactivating factor:PAF)は,アレルギー反応や炎症反応のメディエーター(化学的伝達物質)として,最近注目されている因子である.その本態は,非常に強力な生理活性作用を持つリン脂質である.
PAF発見の糸口となったのは,1966年Barbaroらが血管作働性アミンの研究中,ウサギ血小板からのヒスタミン放出反応が,白血球に依存して起こることを見いだしたことである.その後,1971年Siraganianらは,この反応の主役は可溶性成分であることを明らかにした.
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