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特集 回復期リハビリテーション医療—これまでの20年,これからの20年—
6 回復期リハビリテーション病棟における高次脳機能障害に対するアプローチ—自動車運転と就労支援について
Rehabilitation Approach to Patients with Higher Brain Dysfunction in Convalescent Rehabilitation Wards
武原 格
1
Itaru Takehara
1
1東京都リハビリテーション病院リハビリテーション科
キーワード:
脳損傷
,
高次脳機能障害
,
運転
,
復職
,
多職種連携
Keyword:
脳損傷
,
高次脳機能障害
,
運転
,
復職
,
多職種連携
pp.510-514
発行日 2021年5月18日
Published Date 2021/5/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 現在,回復期リハビリテーション病棟入院料において,リハビリテーション実績指数が導入され,ADLを短い入院期間で改善させ,自宅などへ退院させることが重要視されている.しかし,高次脳機能障害は時間をかけて改善する場合も多く,就労年齢の高次脳機能障害患者のゴールは,家庭復帰では終わらない.可能な限り復職や新規就労をめざす.その中には,自動車の運転を必要とすることもあり,適切な対応が求められる.院内多職種の連携はもちろん,近隣の自動車教習所や就労支援機関など院外との連携構築も重要であり,回復期リハビリテーション病棟退院後の外来リハビリテーション医療の提供を引き続き行うべきである.
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