Japanese
English
特集 脳卒中後の上肢機能障害に対するリハビリテーション治療
1 脳卒中後の上肢運動機能評価の現状と今後の方向性
Functional Assessment of Upper Extremity for Patients with Stroke : Current Perspectives and Future Directions
天野 暁
1,2
Satoru Amano
1,2
1新潟医療福祉大学リハビリテーション学部作業療法学科
2兵庫医科大学リハビリテーション医学教室
キーワード:
Fugl-Meyer Assessment
,
Action Research Arm Test
,
評価特性
,
遠隔評価
,
検者盲検化
Keyword:
Fugl-Meyer Assessment
,
Action Research Arm Test
,
評価特性
,
遠隔評価
,
検者盲検化
pp.774-780
発行日 2020年9月18日
Published Date 2020/9/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 現在の脳卒中リハビリテーション領域の上肢機能関連研究においては,Fugl-Meyer Assessment(FMA)とAction Research Arm Testが重要な位置を占めている.両ツールともに,本邦における使用環境も整っており,通常の臨床業務での利用も推奨される.仮にFMAの実施時間が負担になるのであれば,短縮版FMAを導入することで,臨床業務とのバランスが取れる可能性がある.臨床研究デザインを評価視点で一段階引き上げたい場合には,適切な信頼性が確認された遠隔評価システムの導入を検討することによって,評価者盲検化を達成できる可能性がある.
Copyright © 2020, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.