Japanese
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特集 骨粗鬆症とリハビリテーション医療
4 骨粗鬆症と運動療法
Osteoporosis and Therapeutic Exercise
宮腰 尚久
1
Naohisa Miyakoshi
1
1秋田大学大学院医学系研究科医学専攻機能展開医学系整形外科学講座
キーワード:
転倒
,
骨折
,
バランス障害
,
背筋力
,
脊柱後弯変形
Keyword:
転倒
,
骨折
,
バランス障害
,
背筋力
,
脊柱後弯変形
pp.367-370
発行日 2019年5月17日
Published Date 2019/5/17
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 骨粗鬆症患者において,四肢の骨折予防には,転倒予防のためのバランス訓練や下肢の筋力訓練を主体とする運動が有効であり,椎体骨折の予防には,背筋力を維持・強化する運動が有効であると考えられる.ただし,これまでの研究によれば,これらの運動療法による骨折の一次予防に対するエビデンスは明らかであるが,二次予防に対するエビデンスは非常に少ない.運動療法は,簡便なものが普及しやすいが,効果を重視した包括的な運動プログラムも考案されている.運動療法は,身体運動機能が衰える前の段階から,予防的に導入するのが望ましい.
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