Japanese
English
誌上シンポジウム 骨粗鬆症診療—整形外科からの発信
骨粗鬆症と運動療法
Osteoporosis and Exercise
宮腰 尚久
1
Naohisa MIYAKOSHI
1
1秋田大学大学院医学系研究科医学専攻機能展開医学系整形外科学講座
1Department of Orthopedic Surgery, Akita University Graduate School of Medicine
キーワード:
骨密度
,
bone mineral density
,
転倒
,
fall
,
腰背部痛
,
back pain
Keyword:
骨密度
,
bone mineral density
,
転倒
,
fall
,
腰背部痛
,
back pain
pp.1041-1047
発行日 2016年11月25日
Published Date 2016/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200675
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骨粗鬆症に対する運動療法は,主に,骨密度の維持・増加や骨折を防ぐための転倒予防を目的として行われる.骨密度に対しては,骨に刺激が加わりやすい運動が有効であり,転倒予防には,バランス訓練や下肢の筋力訓練が有効であると考えられる.運動療法の一次骨折予防に対する有効性は明らかであるが,二次骨折予防に対する有効性のエビデンスは乏しい.運動療法は,骨粗鬆症患者の慢性腰背部痛の軽減や脊柱後弯の予防にも効果がある.
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