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特集 切断とリハビリテーション医学
2 最新の周術期管理
Amputation and Postoperative Stump Care : Up to Date
戸田 光紀
1,2,3
,
陳 隆明
2,3
Mitsunori Toda
1,2,3
,
Takaaki Chin
2,3
1兵庫県立リハビリテーション中央病院整形外科
2兵庫県立リハビリテーション中央病院リハビリテーション科
3兵庫県立福祉のまちづくり研究所ロボットリハビリテーションセンター
キーワード:
下肢切断
,
末梢循環障害
,
断端ケア
,
早期義肢装着法
,
シリコンライナー
Keyword:
下肢切断
,
末梢循環障害
,
断端ケア
,
早期義肢装着法
,
シリコンライナー
pp.378-383
発行日 2018年5月18日
Published Date 2018/5/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 切断および術後断端管理について,近年最も大きく変化したことは,下腿切断術後の断端ケアの進歩,ならびに臨床現場におけるシリコンライナーの普及であると考えられる.従来の弾性包帯によるソフトドレッシングは簡便であるが,手技が一定せず断端成熟に時間を要する.一方,ギプス包帯を用いるリジッドドレッシングはリハビリテーション期間を短縮させるが,断端管理が困難であり血行障害による切断患者には適応し難いという問題があった.リムーバブルリジッドドレッシングはこれらの問題を解決し得る方法として有効性が報告されている.また,われわれが導入しているシリコンライナーを用いた早期義肢装着法は簡便,かつリハビリテーション期間を短縮させる方法として有効であり,今後普及が期待される.
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