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特集 地域包括ケアとリハビリテーション医学
6 介護予防事業を通じて行う地域に合った街づくり—縦と横の絆づくりと介護予防の〈前・中・後〉対策
Community-building by Promoting Preventive Care Service in an Integrated Community Care System
石田 健司
1
,
永野 靖典
1
,
池内 昌彦
2
Kenji Ishida
1
,
Yasunori Nagano
1
,
Masahiko Ikeuchi
2
1高知大学医学部附属病院リハビリテーション部
2高知大学整形外科
キーワード:
地域包括ケアシステム
,
(9次)介護予防
,
地域リハビリテーション
,
ロコモティブ症候群
,
高齢者
Keyword:
地域包括ケアシステム
,
(9次)介護予防
,
地域リハビリテーション
,
ロコモティブ症候群
,
高齢者
pp.120-124
発行日 2018年2月16日
Published Date 2018/2/16
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 地域包括ケアシステムの導入は喫緊の課題である.介護予防の要諦は,早期発見・適切な対応・継続的なケアにある.すなわち,①基本チェックリストの経年的変化を分析し,その過程を解明し,2次予防対象者になる可能性が高い人を早期に発見し支援する.②適切な介護予防事業を運営し,機能向上をもたらし,③2次予防対象者が,翌年に再び介護予防対象者となって戻ってくるというリピーター問題に対応することである.介護予防事業の前・中・後段対策を実践することで,介護予防システムの充実に貢献できる.これらの試みと地域の横糸と縦糸の絆をしっかり紡ぎあげた新たな街づくりが,地域包括ケアシステムの介護予防に資するものになる.
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