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特集 地域包括ケアとリハビリテーション医学
2 脳卒中と地域包括ケア
Strokes and Community-based Integrated Care Systems
近藤 国嗣
1
Kunitsugu Kondo
1
1東京湾岸リハビリテーション病院
キーワード:
脳卒中
,
地域包括ケア
,
通所リハビリテーション
,
訪問リハビリテーション
,
地域医療連携パス
Keyword:
脳卒中
,
地域包括ケア
,
通所リハビリテーション
,
訪問リハビリテーション
,
地域医療連携パス
pp.95-105
発行日 2018年2月16日
Published Date 2018/2/16
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 地域包括ケアの概念は,要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることであり,このためには地域リハビリテーションの存在は重要である.介護保険制度に通所・訪問リハビリテーション事業が位置づけられたことによって地域リハビリテーションは急速に拡大してきているが,生活の視点,さらには医学的効果の検証などについてはまだ不足しており,さらにリハビリテーション科医も大幅に不足している.脳卒中患者のリハビリテーションに関してはガイドラインも作成され,行うべき科学的根拠のあるリハビリテーションが提示されてきているが,地域リハビリテーションの現場で十分に活用されているかについては疑問である.効果が示されているスタンダードなリハビリテーションを提供して,結果を生むことによって,地域リハビリテーションが地域包括ケアの中核(リハビリテーション前置主義)となると考えられる.そのためには,地域でのネットワークづくりも重要である.
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