Japanese
English
論説
老人のリハビリテーション
Rehabilitation of the Aged.
森 幹郎
1
Mikio Mori
1
1厚生省社会局老人福祉課
1Expert in Ageing, Ministry of Health and Welfare.
キーワード:
ねたきリ老人
,
activation
,
通所リハビリテーション
,
訪問リハビリテーション
,
institutionalism
Keyword:
ねたきリ老人
,
activation
,
通所リハビリテーション
,
訪問リハビリテーション
,
institutionalism
pp.135-138
発行日 1975年2月10日
Published Date 1975/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103272
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はじめに
日本医学会は66の医学会から構成されているが,その第56番目の医学会に日本リハビリテーション医学会がある.同医学会は昭和38年に創立され,すでに10年以上の歴史を有するが,日本医学会に加入したのは昭和43年,創立以来5年を経てからのことである.
日本リハビリテーション医学会は昭和49年の5月,徳島市で第11回総会を開いた.そして,4つのシンポジウムの中の1つに「老人リハビリテーション,特に寝たきり老人の問題」が加えられた.日本リハビリテーション医学会で「老人のリハビリテーション」についてのシンポジウムが開かれたのは,学会創立以来初めてのことという.老人リハビリテーションにおける先覚者の労苦のようやく認められる時代がきたというべきであろう.
筆者も上のシンポジウムに招かれて,「老人リハビリテーションの考え方 ―北欧,西欧との比較において」と題して口演したので,次にその要旨を報告したい.
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