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特集 小児の運動器障害とリハビリテーション医学
3 小児の運動器の基本的診察方法とポイント
Locomotorial Fundamental Physical Examination Procedure in Children
落合 達宏
1
Tatsuhiro Ochiai
1
1宮城県立こども病院整形外科
キーワード:
小児
,
運動器疾患
,
医療面接
,
ラポール
,
発達レベル
Keyword:
小児
,
運動器疾患
,
医療面接
,
ラポール
,
発達レベル
pp.14-18
発行日 2018年1月18日
Published Date 2018/1/18
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- 参考文献 Reference
要旨 診察することの難易度が高い幼児期〜学童前期を中心に,運動器の診察方法について解説する.子ども特有の疾患・外傷を念頭に置きさえすれば,一般診療とかけ離れたものではない.初診では患児も家族も不安をもちながら受診することが多いので,入室から医師の柔らかな笑顔での応対は必須となる.幼児は警戒感が強いので,問診の後は医師から離れる方向に設置した遊び場へ移動させて,おもちゃを立位で遊ばせ,近づかないようにしながら歩行や下肢アライメントを観察するようにする.座位では下肢を触って診察することになるため,幼児なら母親の膝の上に乗せて対面してもらう.臥位は疼痛部を触るなど子どもは嫌がるので,診察の最後の手順にする.
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