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特集 がんのリハビリテーション エビデンス&プラクティス
5 造血幹細胞移植・放射線・化学療法中・後のリハビリテーション
Rehabilitation for the Impaired Patients with Radiation, Chemotherapy, Anticancer Drug Treatment and/or Hematopoietic Stem Cell Transplantation Relating to the Malignancies
佐浦 隆一
1,3
,
井上 順一朗
2
,
牧浦 大祐
2
,
冨岡 正雄
1,3
,
西口 只之
3
,
酒井 良忠
2,4
Ryuichi Saura
1,3
,
Junichiro Inoue
2
,
Daisuke Makiura
2
,
Masao Tomioka
1,3
,
Tadayuki Nishiguchi
3
,
Yoshitada Sakai
2,4
1大阪医科大学総合医学講座リハビリテーション医学教室
2神戸大学医学部附属病院リハビリテーション部
3大阪医科大学附属病院リハビリテーション科
4神戸大学大学院医学研究科外科系講座リハビリテーション機能回復学<寄附講座>
キーワード:
血液悪性腫瘍
,
化学療法
,
造血幹細胞移植療法
,
廃用症候群
,
リハビリテーション
Keyword:
血液悪性腫瘍
,
化学療法
,
造血幹細胞移植療法
,
廃用症候群
,
リハビリテーション
pp.130-134
発行日 2016年2月18日
Published Date 2016/2/18
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- 参考文献 Reference
要旨 造血幹細胞移植ではさまざまな要因により身体活動量が低下する.また,化学療法や放射線療法中・後にも身体機能が低下しやすい.これらは二次的な体力・活動,精神機能低下につながり,がん患者の生活の質(quality of life,以下QOL)は著しく低下する.そのため,早期からのリハビリテーション(以下,リハ)介入が重要である.がんのリハガイドラインでは,がん患者の運動機能面や精神心理面での問題,QOLを改善させるために早期からの適切な介入を推奨している.また,治療に伴う有害事象軽減にも運動療法や物理療法が有用である.そこで本項では造血幹細胞移植,放射線・化学療法中・後のがん患者に対するリハについて,具体的な内容を概説する.
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