巻頭言
学会誌リニューアルによせて
水間 正澄
1,2
1日本リハビリテーション医学会
2昭和大学医学部リハビリテーション医学講座
pp.4
発行日 2016年1月18日
Published Date 2016/1/18
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- 文献概要
学会誌の刊行は学術集会と並んで学会の学術活動推進の柱であり,その大きな役割は学術面における成果を発表し,互いに評価をする場を提供することですが,特に若手の研究者にとっては,登竜門的な存在として大きな目標ともなっています.また,広く社会に向けての提言や態度表明を行うツールでもあり,社会貢献という学会の重要な役割を果たしていく際の大きな発信手段となっています.その内容やでき栄えは学会に対する読者のイメージにも影響を与えるものとなり,いわば学会の顔ともいえるものであります.
本医学会は1963年9月に創設されましたが,同時に発足した編集委員会のご努力により,学会誌『リハビリテーション医学』は翌1964年に第1巻第1号が刊行されています.以後,さまざまな変遷を経て1991年1月号からは年12回の月刊誌となり,長きにわたり学会の顔としての役割を果たしてまいりました.しかし,この間には,会員数増加などを背景にした財政面での負担,原著論文投稿数の減少など,学会誌発行に関わる諸問題についてさまざまな議論がなされてまいりました.
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