第51回 日本リハビリテーション医学会 学術集会 パネルディスカッション◎回復期リハビリテーション病棟モデルズ
リハビリを見せる・見わたす回復期
小口 和代
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1医療法人豊田会刈谷豊田総合病院リハビリテーション科
pp.522-525
発行日 2015年8月18日
Published Date 2015/8/18
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病院のかたち
刈谷市は愛知県西三河南部西医療圏にある名古屋近郊の地方都市で,人口は約15万人,高齢化率は18%である(2014年現在).当院は市内唯一の総合病院で,医療法人豊田会(刈谷市・高浜市・トヨタ系企業8社)によって経営されている.DPCⅡ群病院である本院(急性期・回復期),療養病院2施設,介護老人保健施設の4施設(総ベッド数1121床,2014年6月現在)があり,すべてに療法士を配置する.豊田会リハビリテーション科(以下,リハ科)には医師3名,療法士107名(理学療法士58・作業療法士38・言語聴覚士11)が所属している.
病院の概要を表1に示す.12階建て病棟の形状がユニークで,三角柱の中にガラス張りの「光庭」が配置された中空構造である.1階にリハ科診察室と訓練室,2階回復期病棟(42床・本院病床数の6.5%),3階以上が急性期病棟であり,回復期患者はすべて院内急性期から転入する.
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