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はじめに
学生・初期研修医に対する教育・広報に関して,我々の大学病院リハビリテーション(以下,リハ)センターの場合について理解してもらうには,成り立ちや経緯を知ってもらう必要があると思われるため,以下に述べる.
当院は1951年,今から59年前に開院した.理学療法室は,整形外科に属していて,リハの専任ドクターはなく,数人の理学療法士(PT)と数人の柔道整復師(以下,柔整)が理学療法を行ってきた.2007年に整形外科から独立し,中央部門の一組織となった.専任ドクターが2名ついた.この時,PT4名,柔整2名に加えて,新たに言語聴覚士(ST)を1名採用することができた.施設基準に見合う広さの確保と心臓リハ開設のために,2008年9月から2009年3月まで,新棟建築と既存施設の拡張工事が行われた.そして2009年4月から心臓リハがスタートした.この時,循環器の医師を心臓リハ専属として配属してもらった.2010年4月には作業療法士(OT)が3名になり,全ての領域で施設基準(Ⅰ)を満たすことができた.
現在の専任医師は3名であり,部長は,日本整形外科学会専門医,日本脊椎脊髄病学会評議員,日本リハ医学会東北地方会幹事,日本整形外科学会運動器リハ医であるが,日本リハ医学会の専門医の資格は有していない.副部長は,日本整形外科学会専門医,日本整形外科学会運動器リハ医だが,同じく,日本リハ医学会の専門医は持っていない.助手が1名で,日本内科学会認定医,日本心臓リハ学会指導士を持っているが,日本リハ医学会に所属していない.
以上のような状況下で,当リハセンターにおいて行っている学生・初期研修医に対する教育・広報について述べる.
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