第46回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/静岡 《教育講演》
軽症くも膜下出血のCT診断
波出石 弘
1
1亀田総合病院脳神経外科
pp.644-648
発行日 2009年10月18日
Published Date 2009/10/18
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はじめに
高齢化に伴い脳卒中は全体としてその発症率の増加と重症化が予想される.くも膜下出血の発症率は脳卒中全体の約10%ではあるが,基本的に予後不良の疾患であり,その増加と重症化は予後不良例の増加を意味する.くも膜下出血軽症例は典型的な症状を呈さないため見逃されることが多い.見逃された症例が再出血した場合の予後は極めて不良で,患者側から訴えられることも増えている.軽症例の頻度は少ないが,見逃しを予防するための臨床上の要点について報告した.
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