第44回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/神戸 《パネルディスカッション》骨関節疾患のリハビリテーション-高齢者運動機能維持への取り組み-―座長/福田 寛二・吉永 勝訓
地域リハビリテーションへのIT通信の導入の意義
石田 健司
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1高知大学医学部附属病院リハビリテーション部
pp.454-458
発行日 2008年7月18日
Published Date 2008/7/18
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はじめに
2005年に介護保険法の改正が行われた.その中で新予防給付の創設・地域支援事業の創設・地域包括支援センターの新設・地域密着型サービスの新設等が謳われた.このことにより確かにこれまで以上に,各市町村単位や地域包括支援センター単位で種々の取り組みが運用されつつある.しかし地域リハビリテーション(以下,地域リハ)資源には偏在が見られ,資源効率よく活用するには,地域間の横断的連携が欠かせない.我々が高知県下でこれまで進めてきた,またこれから進めていこうとしている「高齢者運動機能維持への取り組み」に関わる支援事業・介護予防について報告した.
その主な内容は,①IT(情報技術)通信の利用,②高齢者健診に子供を参加させる試みの「3世代ふれあい健診」,③山間僻地がそれぞれに自主独立に運動訓練を行ってゆく試み「地域自主独立型運動訓練システム」である.
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