第44回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/神戸 《シンポジウム》骨関節疾患リハビリテーションの実学(運動器の10年)-変形性膝関節症のリハビリテーション実学-―座長/上尾 豊二・浅山 滉
変形性膝関節症のクリティカルパスと地域医療の実践
野村 一俊
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1国立病院機構熊本医療センター
pp.105-108
発行日 2008年2月18日
Published Date 2008/2/18
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はじめに
クリティカルパスが,我が国の医療現場に導入されて10年以上を経過し,今やほとんどの急性期医療機関で活用され,院内の医療の標準化に役立っている.一方,医療制度の変化により医療機関の機能分化が進み,急性期医療機関では,手術患者を術後リハビリテーション(以下,リハ)から外来フォローまで一貫して診療できなくなってきている.このような中で,医療の質を担保し,患者中心の医療を提供するためには,連携医療の標準化と患者の理解が必要である.これらの課題解決のツールとして地域連携クリティカルパスが注目されている.本稿では変形性膝関節症の代表的手術の1つである人工膝関節置換術の地域連携クリティカルパスの実際を紹介する.
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