巻頭言
オンライン患者会のススメ—コロナの状況下で,さらに繋がることが可能に
細田 満和子
1,2
1星槎大学
2一般社団法人日本脳損傷ケアリング・コミュニティ学会
pp.276-277
発行日 2020年11月15日
Published Date 2020/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003201226
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新型コロナウイルス感染症拡大の影響で全国的な自粛が求められている最中の5月9日,「NPO法人みんなのポラリス」代表の水口 迅さんから,「初の試みとしてポラリスカフェをオンラインで開催します。細田さんが参加したら盛り上がりそうなのでぜひぜひ!」というメッセージをいただきました。
水口さんと初めてお会いしたのは,2017年の日本脳損傷者ケアリング・コミュニティ学会(以下,ケアコミ)帯広大会。ケアコミは,コミュニティで暮らす脳損傷者,家族,市民,哲学者,社会学者,医療職,保健職,福祉職,行政職など暮らしにかかわるすべての人々が,同じテーブルにつき,さまざまな活動や体験について討議し,コミュニティにおいて実践し,共に生きていく社会づくりをめざす集まりです。水口さんは,脳卒中当事者で,ケアコミ帯広大会では副大会長をされていました。また,「みんなのポラリス」という若年性脳梗塞当事者や障害者全般,そして家族への相互支援を行う活動もされていて,帯広大会後もいろいろな場面でご一緒させていただいています。
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