連載 自分らしく生きるための「社会生活力プログラム」理論と実践・第1回【新連載】
社会リハビリテーションと社会生活力
奥野 英子
1
1日本リハビリテーション連携科学学会 社会リハビリテーション研究会
pp.162-167
発行日 2020年7月15日
Published Date 2020/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003201196
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はじめに
リハは医学的リハ,教育リハ,社会リハ,職業リハ,リハ工学などの分野から構成され,障害のある方々の立場に立ち,リハ分野間の連携,各種専門職間の連携,障害当事者と専門職間の連携により,総合的なリハサービスが提供されなければなりません1)。
総合リハの一分野である「社会リハビリテーション」は,現在もわかりにくいかもしれません。社会リハのキーワードは「社会生活力」です。障害のある方々が地域社会において生活するためにはさまざまな課題がありますが,障害のある方々が,自分らしく,充実した生活を営むために「社会生活力」を高めることが,社会リハの目的です。
本連載は,「日本リハビリテーション連携科学学会」の自主研究会である「社会リハビリテーション研究会」の幹事4名が,社会リハ,社会生活力,社会生活力プログラム,プログラムの構成や実施方法,これまでの実践活動,「障害者総合支援法」における自立訓練の現状や課題等について,4回にわたってまとめます。
「社会生活力」を高めるプログラムが,地域リハビリテーションのさまざまな場において活用されることを願っています。
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