連載 在宅生活を豊かにするシーティング技術・第3回
回復期リハビリテーション病棟でのシーティング—嚥下に対するシーティング
竹内 章朗
1,2
1戸田中央リハクリニック
2戸田中央リハビリテーション病院
pp.448-452
発行日 2018年6月15日
Published Date 2018/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200887
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はじめに
回復期リハ病棟は,介護保険の施行と同時に創設された。その使命は,重症患者の受け入れも含め,回復期リハの適応が高い患者を,急性期病院から可能な限り早期に入院させること。必要に応じて十分な集中的リハを実施することで寝たきりを防止し,日常生活動作(以下,ADL)を向上させること。在宅復帰を推進することの3つ1)2)である。
ADLを改善し,在宅復帰を目指していくためには,可能な限り早期からの集中的リハの開始と,正確な予後予測が必要となる。そのためには患者や家族を取り入れながら他職種連携を図り,実際に退院した後の生活がイメージできるよう,支援を行っていく必要がある。回復期リハ病棟において“他職種連携”は,その中核的な要素の1つである。
今回は回復期リハ病棟でのシーティングと事例について報告する。
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