腰椎後側弯矯正術-多椎間posterior column osteotomy（PCO）を併用したロッドローテーション

Tips for Correcting Lumbar Kyphoscoliosis by Multi-level PCOs and Rod Rotation

適応疾患

　腰椎変性後側弯症に対する手術治療の適応は，立位姿勢保持時の腰背部痛や易疲労感，外観についての苦痛や腹部圧迫による上部消化管通過障害^2）などの脊柱変形を原因とする堪え難い症状を呈したものである．また，本術式は椎体自体の癒合や変形が少なく椎間の可動性があるde novo後側弯症例に適応され^3），このような症例ではpedicle subtraction osteotomyを用いるよりも手術侵襲や合併症が少ない^1）．また，lateral interbody fusionと併用して行っても安全によい矯正が得られる．