Japanese
English
特集 心因性疾患(変換症/転換性障害;ヒステリー)の現在
心因性疾患「ジストニア」
Functional ‘Dystonia’
坂本 崇
1
Takashi SAKAMOTO
1
1国立精神・神経医療研究センター病院脳神経内科
1Departiment of Neurology, National Center Hospital of Neurology and Psychiatry
キーワード:
心因性
,
functional
,
不随意運動
,
involuntary movement
,
固定ジストニア
,
fixed dystonia
Keyword:
心因性
,
functional
,
不随意運動
,
involuntary movement
,
固定ジストニア
,
fixed dystonia
pp.201-203
発行日 2020年3月25日
Published Date 2020/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002201329
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定義・概念
不随意運動は,自己の意思に反して行われる非合目的的な運動と定義される.中枢神経系に何らかの問題があり,その結果,勝手に起こる関節運動として反映されるのが通常である.
この不随意運動の原因が器質性ではない場合を心因性psychogenic(機能性functional)不随意運動と称する(別途,解離性障害・転換性障害・身体表現性障害・心気症・虚偽性精神障害・Munchausen症候群・詐病・ヒステリーなどの表現もある1,2).
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