Japanese
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イラストレイテッド・サージェリー 手術編Ⅱ-108
成人脊柱変形に対する腰椎pedicle subtraction osteotomy
Pedicle Subtraction Osteotomy for Adult Spinal Deformity
大和 雄
1
Yu YAMATO
1
1浜松医科大学整形外科・長寿運動器疾患教育研究講座
1Department of Orthopaedic Surgery and Division of Geriatric Musculoskeletal Health, Hamamatsu University School of Medicine
pp.711-718
発行日 2019年8月25日
Published Date 2019/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002201186
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適応疾患
Pedicle subtraction osteotomy(PSO)は後方から椎体を骨切りして短縮するclosed osteotomyで,主に脊椎の後弯を矯正する種々の手術に用いられる.脊柱変形の中でも,可動性の乏しい硬い後弯変形や椎体変形のために椎体間操作での矯正が困難である症例,つまり医原性を代表とする椎体間の癒合例あるいは隣接した椎体変形例などがよい適応である.PSOには種々の術式があるが,現在では上位の椎間板まで切除する方法が多く用いられている1,2).PSOを施行する椎体レベルは基本的に最も後弯の強い頂椎の椎体,もしくは椎体間が頂椎の場合は1つ尾側の椎体としている(図 1).
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