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特集 脊椎・脊髄MRIのピットフォール—アーチファクトと偶発所見
胸椎・胸髄MRIのピットフォール—胸椎・胸髄MRIでみることのある脊椎外偶発病変やあったときの対応について
Extra-spinal Incidental Findings at Thoracic Spine MRI
國松 聡
1
Akira KUNIMATSU
1
1東京大学医科学研究所附属病院放射線部
1Department of Radiology, IMSUT Hospital, The Institute of Medical Science, The University of Tokyo
キーワード:
MRI
,
偶発所見(incidental findings)
,
マネジメント(management)
Keyword:
MRI
,
偶発所見(incidental findings)
,
マネジメント(management)
pp.837-841
発行日 2017年9月25日
Published Date 2017/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002200707
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はじめに
胸椎・胸髄MRIでは,脊椎や脊柱管内の構造物をくまなく評価することが肝要であるが,ときとして脊椎外に予期していなかった病変が発見されることがある.胸椎・胸髄MRIでの偶発的異常所見には,胸水,腫大リンパ節を含む縦隔腫瘤,孤立性肺結節,大動脈瘤などが挙げられる.
ルーチンの胸椎・胸髄MRIでは,T1強調画像,T2強調画像を矢状断像および横断像にて撮像している施設が多いと推定されるが,脊椎外の病変に関して,これらのルーチン画像で得られる限られた画像情報を活用した偶発性病変の検出法や,検出された場合の対応について概説する.
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