Japanese
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実践報告
地域で生活する精神障害者の「居場所づくり」を目的とした健康教室の実践—オンラインを含む柔軟な参加方法を用いて
Practice of health classes aimed at “creating a place” for people with mental disabilities living in the community: with flexible participation methods, including online
久保 雅邦
1
,
岡﨑 靖弘
1
,
山本 泰雄
2
Masakuni Kubo
1
,
Yasuhiro Okazaki
1
,
Yasuo Yamamoto
2
1熊野病院
2鈴鹿医療科学大学
キーワード:
精神障害者
,
地域生活
,
ヘルスプロモーション
Keyword:
精神障害者
,
地域生活
,
ヘルスプロモーション
pp.263-267
発行日 2024年3月15日
Published Date 2024/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203721
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Abstract:精神障害者の地域生活定着に向けて,当地域では多職種で構成された「精神障害者の地域生活を考える部会」が中心となり,対面で交流できる精神障害者の「居場所づくり」として集いの場を開催していた.ここ数年は,COVID-19感染拡大により活動の中止を余儀なくされていたが,「居場所づくり」の開催に向け,精神科で勤務する筆者らに依頼があり,企画から実施まで携わることとなった.精神障害者の特性と地域の実情を踏まえた「居場所づくり」にするべく,多職種で会議を重ね,対象者の参加に対する心理的負担に配慮し,対面だけでなく,オンラインでの参加も加えたハイブリット型にて健康教室を開催することになった.結果,参加者からは良好な感想が得られ,居場所をうまくつくれないまま地域で生活する精神障害者の活動と参加を促す可能性が示唆された.開催までの経過と参加者からのアンケート結果に考察を加え報告する.
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