OTジャーナルの仕事論【働く場所編】
身近な地域に高次脳機能障害のある人が自発的に安心して通える居場所をつくりたい
繁野 玖美
1
1ぐんま脳損傷者地域拠点プロジェクト cocokara
pp.1262-1263
発行日 2023年10月15日
Published Date 2023/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203575
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起業のきっかけ
私は今,群馬県前橋市にいる.昨年の夏,長い間,仕事の場であり,生活の場でもあった東京都世田谷区を離れた.きっかけは,定年退職,家族の介護,そして,地域の中に高次脳機能障害のある人が自発的に安心して通える居場所をつくることだった.
思い返せば,群馬に戻ったことはこれまでと違う人生を歩み出すチャンスだった.OTという立ち位置は変わらないものの,臨床の中で自分が必要と感じたこと,やりたかったことを実現するチャンスでもあった.
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