連載 基礎から始める研究論文の書き方講座・第11回
査読対策のコツ
京極 真
1,2
Makoto Kyougoku
1,2
1吉備国際大学
2吉備国際大学大学院
pp.617-621
発行日 2023年6月15日
Published Date 2023/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203406
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はじめに
本論では,査読対策のコツについて解説する.査読(peer review)とは,研究論文の質と信頼性を維持するために,学術界で採用されている厳格で体系的な評価プロセスである.査読を行う者は査読者(reviewer)といい,通常はその研究分野の専門的知識をもつ専門家が担当する.研究論文を公表するためには,査読者から「掲載可」の判定をもらう必要があるため,著者は査読対策のコツを理解しておく必要がある.
なお,研究論文本文の書き方のコツを復習したい人は,本連載第5〜8回1〜4),ならびに無料Webセミナー「IMRaDを使った研究論文の書き方講座」(図 1)を参照してほしい.
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