隔月連載 OTのための教養講座 やさしい短歌のよみ方,つくり方・第2回
短歌の基本②
横山 未来子
pp.604-605
発行日 2023年6月15日
Published Date 2023/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203402
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音数の数え方
前回、短歌は「五・七・五・七・七」の定型31音でつくることをご説明しました。短歌をつくってみようと思われたら、まずは「五・七・五・七・七」に言葉を当てはめることから始めてみてください。文字に書くだけではなく、声に出してみると、だんだんと短歌のリズムがつかめてくると思います。
実は、日本語には組み合わせると五音、七音になる言葉が多いのです。たとえば「飛び出すな/車は急に/とまれない」などの標語も、五音、七音からできているものがありますね。日本人にとって、五音、七音はなじみ深く、覚えやすいものなのでしょう。
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