Japanese
English
特集 訪問看護ステーションと作業療法—看取りも含めて
訪問の作業療法における本人支援—家庭内での役割
Support for person him/herself in home-visit occupational therapy: play a role as a family member
立口 俊寛
1
,
藤原 太郎
1
Toshihiro Tateguchi
1
,
Taro Fujiwara
1
1株式会社和ごころ 和泉リハビリ訪問看護ステーション
pp.453-458
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203365
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Key Questions
Q1:終末期がん患者が抱える課題(問題)とは?
Q2:在宅での終末期がん患者の支援とは?
Q3:役割の本質とは?
はじめに
緩和ケアに関して,シシリー・ソンダース(Cicely Saunders:1918-2005)の「身体的,精神的,社会的,スピリチュアルな要素がお互いに影響し合って苦しみを形成する全人的苦痛」という概念は非常に重要な要素1)である.またWHOは“緩和ケアは生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して,痛みやその他の身体的問題,心理・社会的問題,スピリチュアルな問題を早期に発見し,的確なアセスメントと対処を行うことによって,苦痛の予防と軽減を図り,QOLを改善するアプローチである”と定義している2).
以上のような背景を踏まえ,本人の役割を最後まで全うできるよう介入した症例をここに報告する.
Copyright © 2023, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.