Japanese
English
研究
さくら式:小児訪問リハビリテーション評価法の考案と信頼性・妥当性の検討
Sakura pediatric home visit rehabilitation assessment method: Excogitation and consideration of reliability and validity
斉藤 崇宣
1
,
河面 夏泉
1
,
宮川 歩維
1
,
樫山 晴香
1
,
山口 裕大
1
,
塚本 真人
1
Takanobu Saito
1
,
Natsumi Koumo
1
,
Ai Miyakawa
1
,
Haruka Kashiyama
1
,
Yudai Yamaguchi
1
,
Masato Tsukamoto
1
1札幌渓仁会リハビリテーション病院 訪問リハビリテーションさくら
キーワード:
小児訪問リハ
,
生活機能
,
継時的変化
Keyword:
小児訪問リハ
,
生活機能
,
継時的変化
pp.193-200
発行日 2023年2月15日
Published Date 2023/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203291
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Abstract:現在,地域連携やチーム医療が重視されており,重症心身障害児・者等の小児リハ分野でもEBMを意識したかかわりが求められているが,既存の評価法では障害像の一側面にとどまり,継時的変化の把握が困難である.本研究では記載の簡便化と数値化が可能となるような新たな評価法さくら式の考案,そして信頼性・妥当性の検討を行った.さくら式ではICF-CYを基に,第2分類380項目より58項目を抽出して,5段階評価となるマニュアルを作成した.信頼性の検討では利用者147名を対象に,内的整合性,級内相関係数,IT相関分析,GP分析を行った.妥当性の検討では,既存の8つの分類・評価法との相関を求めた.分析の結果,さくら式は一定の信頼性,妥当性を備えた評価法であることが示唆された.さまざまな課題は残るが,重症心身障害児・者の生活機能や継時的変化を捉えることに有益な評価法を考案できたと考える.
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