OTジャーナルの仕事論【働く場所編】
市役所にOTがいることの意味
高橋 明子
1
1明石市役所福祉局地域共生社会室
pp.176-177
発行日 2023年2月15日
Published Date 2023/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203285
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自己紹介(きっかけ)
私は兵庫県の明石市役所福祉局地域共生社会室に,OTとして勤務しています.在学中から,急性期の作業療法ではなく生活の場におられる方への支援に魅力を感じていました.たまたま,市の広報紙に掲載されたOT,PT正規職員募集の記事を見た両親に強く勧められて受験し,京都大学医療技術短期大学部(現・京都大学医学部人間健康科学科)を卒業後,明石市役所に入庁しました.
明石市では,市民病院以外の部局に職員として採用された初めてのOTでした.上司である行政職員,保健師は共にOTと働くことが初めてだったので,皆で試行錯誤しながら行政におけるOT,PTの業務を整理していきました(表参照).「作業療法士って何する人? 理学療法士と何が違うの?」と尋ねられては説明する日々でした.市職員や関係機関の専門職,住民にOTを知ってもらい,何ができる人なのかを理解してもらいながら実績を積み上げて今に至っています.
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