連載 三多摩の保健婦たち・1【新連載】
30余年みがきつづけた保健婦の"目"—立川市役所 八嶋君恵さん
山岸 春江
1
,
小林 ユキ子
1,2
,
三多摩会
1三多摩会
2調布市役所職員課
pp.280-289
発行日 1979年4月10日
Published Date 1979/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206109
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三多摩地域に保婦婦活動を創った人をたずねて
三多摩会は昭和37年に,東京の三多摩地域に働く保健婦の交流と親睦の場として誕生しました。この間若干の休会の期間もありましたが,一貫してよりよい保健婦業務をめざし,自主的なサークルとしてさまざまな活動をしてきました。このたび,その活動の一環として,先輩保健婦のあゆんできた足跡をたどりながら,保健センター構想にみられるように,保健婦業務が大きく変わろうとしているこの時に,もう一度保健婦活動の原点を求めてみようということになりました。
三多摩地域に保健所がはじめてできたのは昭和14年2月で,現在の青梅市に東京府西多摩保健所(現青梅保健所)ができました。以来40年の間に保健所16か所,保健相談所8か所,保健婦は168名が働いています。一方,市町村では22市町村で73名の保健婦が働いているといわれています。この中に,永年三多摩地域でひたすら保健婦業務に情熱を注ぎ,多くの困難をのりきってきた先輩諸姉が多くいることがわかりました。
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