Japanese
English
症例報告
回復期リハビリテーション病棟において生活行為向上マネジメントを活用した呼吸器疾患患者の1例
A case of a patient with respiratory disease used the Management Tool for Daily Life Performance in a convalescent rehabilitation ward
崎本 史生
1
,
若田 恭介
2
,
浦田 康平
3
,
大庭 潤平
4
Fumio Sakimoto
1
,
Kyosuke Wakata
2
,
Kohei Urata
3
,
Jumpei Oba
4
1神戸リハビリテーション病院
2神戸市立医療センター中央市民病院
3順心神戸病院
4神戸学院大学
キーワード:
呼吸リハビリテーション
,
生活行為向上マネジメント
,
回復期リハビリテーション病棟
Keyword:
呼吸リハビリテーション
,
生活行為向上マネジメント
,
回復期リハビリテーション病棟
pp.1291-1295
発行日 2022年11月15日
Published Date 2022/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203204
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Abstract:慢性閉塞性肺疾患増悪後の患者に対し,生活行為向上マネジメント(Management Tool for Daily Life Performance:MTDLP)を活用して呼吸リハを行った.事例は,妻との時間を大切に考え,早期の退院を希望していた.退院後の生活に必要な活動は,Aid for Decision-making in Occupation Choiceを用いて抽出した後,多職種で目標を共有した.作業療法では,運動耐容能の向上,安楽な動作方法の指導,道具の使用を提案し,退院後の環境調整を行った.その結果,1カ月程度の介入で,身体機能の改善や日常生活動作の獲得のみならず,不安・抑うつの改善,QOLの向上を認めた.本結果から,MTDLPを活用した,回復期リハビリテーション病棟における集中的なリハは,呼吸器疾患患者に有用である可能性が示唆された.
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