増刊号 こんなときどうする? 運動器の作業療法ナビ
第3章 運動器の作業療法実践
11 大腿骨近位部骨折・骨幹部骨折
小牧 亮介
1
,
尋木 透
1
,
藤原 奈月
1
,
加藤 真央
1
,
北野 七実
2
,
渡辺 孝之
1
Ryosuke Komaki
1
,
Toru Tazunoki
1
,
Natsuki Fujiwara
1
,
Mao Kato
1
,
Nanami Kitano
2
,
Takayuki Watanabe
1
1第一なるみ病院
2名南ふれあい病院
pp.828-833
発行日 2022年7月20日
Published Date 2022/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203067
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はじめに
大腿骨近位部骨折・骨幹部骨折は,急性期・回復期においてOTが術前後から診る機会が多くなってきている.ADLの早期獲得を目指すには術前後の病態に沿った適切なアプローチが必要であり,生理学や運動学に加え,下肢の機能解剖学の知識や歩行分析能力は必須である.本稿では大腿骨近位部骨折・骨幹部骨折の受傷機転や疾患特有の問題,髄内釘術後の評価・運動療法のポイントを中心に解説する.なお詳細な骨折分類や画像の診方,心身のリスク管理,生活マネジメント等については,本誌第55巻第12号(特集「股関節疾患への作業療法」)にて詳細に解説されているため割愛させていただく.
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