Japanese
English
プラクティカルノート
洗濯バサミを用いた,片手でできるブラジャーの着用方法
A method of wearing a brassier by one hand with a clothespin
原口 祥子
1,2
,
工藤 多実子
1
,
佐藤 紋奈
1
,
荒井 英俊
3
Shoko Haraguchi
1,2
,
Tamiko Kudo
1
,
Ayana Sato
1
,
Hidetoshi Arai
3
1北海道脳神経外科記念病院
2羊蹄グリーン病院
3札樽病院
キーワード:
片麻痺
,
ブラジャー
,
更衣動作
Keyword:
片麻痺
,
ブラジャー
,
更衣動作
pp.186-187
発行日 2022年2月15日
Published Date 2022/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202885
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- Abstract 文献概要
はじめに
一般的にバックホックブラジャー(図 1)の着用は「ストラップを両肩にかけ,ブラジャーを下側から持ち,身体を前に倒してバストをカップの中に入れ,その姿勢のままで連結ホックを留める」という手順で行われ,両手動作が必要となる.
われわれはこれまで,「バックホックブラジャーを着用し続けたい」という患者の思いを受け止めつつも,重度の片麻痺により両手動作が困難になり,バックホックブラジャーをかぶりタイプのスポーツブラやブラトップで代用せざるを得なくなった患者と多く出会ってきた.
そこでわれわれは,一般的な洗濯バサミ(図 2)を利用し,片手でバックホックブラジャーを着用する方法を考案したので紹介する.なお本報告では,着用時に背面に連結ホックがあるブラジャーを,フロントホックブラジャーと区別し「バックホックブラジャー(以下,ブラジャー)」と表記する.
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